ISOの普及拡大を願う会(IFKK)
亀岡孝三郎 

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2011年度 JAB/ISO9001公開討論会について

 去る5月30日にJAB主催の「第17回ISO9001公開討論会」が開催され、私も参加させていただきました。
 その中のパネルディスカッションでの質問に対する回答がその場での回答だけでなく、後日JABのHPで公開されています。このようにその場限りの口頭による回答だけでなく、公式に文書に残した回答は大変有難いことと思います。
 私は二つの質問をしましたが、その質問と回答の内容は下記の通りです。
①≪ISO9001の効果にには限界があるとのことですが、品質マネジメントシステムが充分確立していない中小企業には、認証取得することで非常に大きな効果を生み出すのではないでしょうか≫と質問しましたところ、コメンテーターから≪確かに、もしQMS基盤の不十分な組織がISO9001を適用すれば大きな効果があるでしょう。一方、ISO9001モデルの限界とは、顧客と合意した仕様に適合する製品の提供能力を実証し信頼感を与えるものであって、競争力のある製品を持続的に提供するためのQMSモデルではないということです≫と回答をいただきました。
②≪今回、能力実証型審査という新しい表現を使用されていますが、ISOが第3者認証制度である限り、規格が意図している要求事項に適合していることが前提であり、有効性を含めて適合していることを正確に審査することがすべてではありませんか≫と質問しましたところ、コメンテーターから≪質問者の読み取られた通り、本質的には「適合性審査」と何ら変わるものではありません。今回はこの本質を可視化することに一定の意義があると考えました≫と回答をいただきました。
 私としては、このような回答に大いに納得し、その通りと感服いたしました。   7月3日