ISOの普及拡大を願う会(IFKK)
亀岡孝三郎 

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〔JIS Q 17021〕の改訂について

 私は小規模工場の経営者や管理責任者としてISO活動に取り組んだ体験から、ISOは会社の事業経営にとって本当に役立つものであると確信しています。そして、多くの企業が成長し、発展していくために、今後・ISOが日本の社会により広く普及拡大していくことを願ってきました。そこで、私は現在の登録件数の衰退傾向は、2013年頃には脱落する組織の減少で終息し、2015年頃からは少しずつ増加基調に戻るものと予測しています。
 その理由は、今回の〔JIS Q 17021〕(適合性評価―マネジメントシステムの審査及び認証を行う機関に対する要求事項)の2011年改訂によって、認証機関の力量が従来の審査の規格19011より厳しく且つ明確に規定されたためです。例えば、今後の認証機関は審査「依頼者」(組織)の事業分野における経験だけではなく、依頼者の【製品とプロセスの知識】を持った審査員を起用しなければならないことになりました。従って、新規格が完全適用される2013年以降は、認証機関がこの新改訂の意図に厳密に対応するならば、高度の専門性を知識で証明できる審査員を多数に確保できる機関しか生き残れないと推測するからです。即ち、認証機関が自然淘汰されるということは、認証機関の過等競争が緩和され審査の質が向上することによって、認証登録された組織が認証取得の成果を確実に生み出すことになると思うからです。
(いいえ、そうなっていくことを切に願っています)       2011年9月25日