ISOの普及拡大を願う会(IFKK)
亀岡孝三郎 

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JAB 第1回 マネジメントシステム シンポジウムに参加して

 2013年3月5日、有楽町朝日ホールで開催されたJAB主催の 第1回 マネジメントシステム シンポジウム「マネジメントシステムにおける最近の課題とその対応」に参加してきました。

 これは、従来・毎年開催されてきました「環境ISO大会」と「ISO 9001公開討論会」との二つのイベントが、今年より合同して開催され、名称も新しく「マネジメントシステム シンポジウム」になったものです。

 今回のテーマは「最近の課題とその対応」として、次期・規格改訂の方向と複数MS規格を効果的に活用された事例報告が主体でした。

 なお、当日・参加者に配付された「質問表」に私は2件を記入して提出しましたところ、当日・基調講演と質疑・応答のコーディネーターを務められた中條武志先生から、会場で回答が表明されました。一つは、次期9001の改訂で「予防処置」が表面から消え去ることは非常に残念であり、共通化のテキストの中でも規格独自の内容は追加してよいはずなので残してほしいとの希望でしたが、回答では規格全体のリスク管理の中で対応していくことになったとのことでした。二つ目は、現在計画されている「マーケットサーベイランス・ビジット」は審査の質を向上させる一つの手段として期待しているが、どのように実施されるのかと質問したところ、中條先生はこれはJABの問題であるが、≪どのように審査されていたか評価は出来るが、そこからどのような改善が動くかはまだわからない≫とのことでした。

 私としては、ISOの第3者認証制度がより以上改善され、全国的に認証登録が普及拡大していくことを改めて強く祈念した1日でした。

                                                 2013年5月 記